「YouTubeの旅動画で稼ぐ方法を知りたい。」
本日はこのような疑問に回答します。
ユーチューバーという職業が誕生して久しいですが、依然として稼げる人気ジャンル(よく再生される動画)は実験系・ゲーム実況・ドッキリの3つがメイン。「旅動画」というのはまだ発展途上なジャンルではあります。
「あんまり需要ないのかも」
そう思ってしまうのも無理ありません。
しかし、断言しましょう。
旅動画は今後必ず伸びます。なぜなら、「モノ」より「体験」に価値を感じ、お金を払う人が増えているからです。
ぼくも実際にそうですが、いまの20代以下の人たちは「ブランド物」や「車」などのモノよりも、旅行などの「体験」に価値を感じているかと思います。そして、今後もその流れはさらに加速していくことが予想されます。
世の中で旅行の関心が増加するため、YouTubeでも旅行系の動画が多く再生されるようになるでしょう。
この記事では、
- どんな方法で、
- どんな戦略で、
- どんな機材で、
旅動画をつくれば稼げるかについて、ぼくのあるノウハウを全開放してご紹介します。
なお、ぼくはGhibli Ojisan(ジブリおじさん)というチャンネルを運用しており、1年間でチャンネル登録者数を6万人まで伸ばすことができました。
チャンネルを見ていただければ分かりますが、ジャンルは旅と音楽です。
このジャンルで毎月数十万円単位のお金を稼いでいますので、それなりに参考になるかと思いますよ。それでは行ってみましょう!
YouTubeの旅動画で稼ぐ方法【4つあります】
YouTubeの旅動画で稼ぐ方法は大きく分けて3つあります。
- Googleアドセンス広告(動画内の広告)
- 企業とのタイアップ動画(案件動画)
- スーパーチャット(ライブ配信の投げ銭)
- オンラインコミュニティの運用(サロンやファンクラブ)
「もう知ってるよ!」
という方は本題の「どうやったらファンをつけ稼げるYouTuberになるのか?」まで飛ばしてください。
①アドセンス広告
もはや説明不要なレベルですが、「YouTubeで稼ぐ」と言うと一番最初に出てくる方法が「アドセンス広告」です。
「アドセンスってなに?」
と思う方もいるかもしれませんが、要するに動画内で流れる広告のことです。
これらの広告が流れたりクリックされることでチャンネル主に広告収入が支払われます。(なお、チャンネル登録者が1,000人いないと広告を貼って収益化できません)
どれくらい稼げるのか気になるかと思いますが、だいたい1再生0.1円というふうに言われています。つまり、10,000再生で約1,000円。
しかし、これは実はあまり正しくありません。
旅動画の場合、実は1再生0.1〜0.4円くらいまで目指せるのです。
ここで説明する長くなってしまうので、別記事で分かりやすく解説しました。(以下参照)
②企業とのタイアップ広告(企業案件)
企業とのタイアップ動画も大きな収益源になります。
ぼく自身も、これまで何度かタイアップのお話をいただき案件動画を制作しましたが「毎月こういったお話をいただけるとかなり生活が楽になるな…」と思うくらいの報酬をいただけました。(本当にありがたい)
ぼくレベルでも財布がある程度ホクホクしましたので、大物YouTuberはマジですごいですよ…。
以下の動画でYouTuberのシバターさんが大物YouTuberが企業案件した際にもらえる金額について触れていますので、ぜひ見てみてください。
旅系YouTuberだと相性が良いのは
- 英会話スクール・アプリ
- ガジェット系の商品紹介
- 国や地域とのタイアップ(観光誘致)
などの案件でしょうか。
ただし、チャンネル登録者数が少なくとも1万人いないとオファーが来にくいかと思います。遠い道かもしれませんが・・・そこはぜひとも頑張りましょう。
③スーパーチャット
スーパーチャットは、YouTubeでライブ配信中に視聴者から直接いただく投げ銭のことです。
これは個人的にアツい領域でして、旅動画と相性が良いと思っています。
たとえば、「台湾の夜市で爆食い!」みたいな企画を生配信でやるとしましょう。
「投げ銭するからあの食べ物買って、感想を教えてほしい!」みたいなスーパーチャットがされるかもしれませんよね。(YouTuberに人気がある前提ですが)
実際に、『ONLY in JAPAN』という日本に住む外国人YouTuberは、よく屋台街などを歩きつつ、視聴者から頂いたスーパーチャットで飲食しています。
旅先のリアルな情報を視聴者に伝えることができ、かつスーパーチャットによる収益を受け取りやすい雰囲気があるので、個人的には注目しています。
スーパーチャットの仕組みと収益の取り分については以下の記事で紹介しています。
④オンラインコミュニティの運用
これは割と新しいお金の稼ぎ方ですが、オンラインコミュニティも最近注目されています。具体的には、
- ファンクラブ
- サロン
などが挙げられます。
ファンクラブは登録者数が多くないと現実的ではありませんが、サロンはコアなファンがついてればある程度収益化できるでしょう。たとえば、
- 旅サロン
→旅のコツや体験をみんなで共有しあうコミュニティ - 英会話サロン
→「旅で使える英語を身につける」をコンセプトにしたコミュニティ
などなど。
サロンは基本月会費制で値段はピンキリですが、1ヶ月500円〜10,000円の間で設定されていることが多いです。
オンラインコミュニティも収益の柱になりえますが、まずはファンと登録者を増やし、アドセンス広告や企業案件である程度稼げるようになってから手を出すのが良いと思います。
ファンをつけ稼げるYouTuberになる方法【コンセプトが最重要】
それでは本題です。ファンをつけ、稼げるYouTuberになるにはどうすればよいのでしょうか?
チャンネルはユニークで独自性のあるコンセプトで運用する
これが最重要です。
今からYouTubeで稼ぐなら、他のチャンネルにない独自性のあるコンテンツを提供するようにしましょう。
正直、「YouTuberになりたい!」って人は星の数ほどいます。YouTuber育成スクールも誕生しているくらいです。
それだけライバルが多いので、「なんとなく好きな動画を挙げていく」ってだけだとチャンネルを伸ばすのはかなり厳しいのが現実です。まぁでも、あなたが芸能人であれば話は別ですが、大半はそうじゃないですよね…。
よって、重要なのは競合を分析して、競合にない独自性のあるコンテンツを提供することです。
例えば、ぼくの場合はギター演奏の動画をアップしているのですが、部屋やスタジオで普通に演奏する動画は星の数ほどあるので、ちょっと捻ったアプローチを取りました。
たとえばこの動画。
ぜひ視聴してみてください。
「日本人がみんな大好きなジブリの楽曲を海外の路上で弾いたら、どれくらいチップをいただけるのか?」という風な動画をシリーズ化したのですが、これは競合の動画を分析した結果生まれた企画です。
- 「ジブリって海外でも人気があるのかな?」
という風な疑問を持ったユーザーがたくさんいたんでしょうね、結果的に400万再生を超えるほどのヒットとなりました。
ちょっと異なるアプローチとして、こんな動画も撮りました。
「千と千尋の神隠しの舞台となった場所で主題歌を演奏する」
と言った趣旨の動画なのですが、こちらも今までYouTubeになかった動画です。結果として、動画公開から半年で100万再生を超えました。
思考のプロセスとしてはこんな感じです。
ギター演奏系の動画を挙げたいなぁ
↓
どんな動画がアップされてるかな?検索してみよう
↓
なるほど、部屋で普通に弾く系の動画が多いんだな
↓
みんな上手だから、「普通に上手い」だけでは注目されないな…。他の動画にないコンセプトで動画作れないかな?
↓
そうだ!どうせ世界一周するし、世界に点在するジブリの舞台で主題歌を弾いたらウケるんじゃないかな?
↓
すでにこういう動画あったら意味ないからYouTubeで検索してみよう
↓
うん、こういう動画はまだないからこの案で行こう!
しばらくこのコンセプトで動画を投稿していたら、ある日 突然動画のひとつがバズり、そこから一気に過去動画も再生され登録者が1日で1万人を超えました。
当時は500人しか登録者がいなかったので、震えましたね…。あのときは本当に興奮しました。
ちょっと個人的な話が長くなりましたが、重要なのは「他のYouTuberがやっていないことをやる」、もしくは「他のYouTuberがやってるけど、独自性のあるアプローチで撮影する」ことです。
もちろん、「ただ変わってる」だけだと意味はなくて、視聴者が関心のある「再生されそうな企画」でないと登録者と再生数は伸びません。
ちょっとむずかしいですが、これからYouTube伸ばしたい人は以下の順番で取り組んでみてください。
- まずどんな動画を撮りたいか考える
- YouTubeでどんな動画が再生されているか調べる(市場調査・競合分析)
- 人気が出そうな「自分独自のアプローチ」を考える
って感じがよいかと思います!
大変そうですが実はかなり楽しい作業なので、この記事を閉じたらぜひやってみたください!なお、この辺については以前andronaviというメディアでも書いたので、よろしければご覧ください。
適切な撮影機材を使用
YouTubeの旅動画っていうと、『超高画質で編集も凝ってないといけないんでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
元祖旅系YouTuberのジョーブログさんは高額な機材を使っていませんし、編集も素人でも出来るレベルです。(ディスってるわけではありません)
大事なのは機材じゃなく動画の中身(アイディア)であることは誰もが納得できるかと思います。
とはいえ、やはり画質が超絶良かったりドローンで壮大な映像を動画に盛り込めれば、視聴者をかなり引き込むことが可能です。以下から、そんな「視聴者をワクワクさせる機材」をご紹介します。
旅動画におすすめのカメラ
Sony a7 II
軽量かつ超高画質で撮影できるSony a7 IIは海外の旅系YouTuberに人気があります。スペックについてはこちらの動画が参考になりますよ。
Sony a7 IIの特徴:
- 4Kで撮影可能
- サイズにしては比較的軽量
- 耐久性が強い
旅に必要な要素が全て詰まっているカメラです。海外の旅系YouTuberに絶大の人気を誇っているので、カメラに詳しくない人はとりあえず買っても後悔することはないでしょう。
Canon G7X Mark ii
Canon G7X mark iiも旅系YouTuberに絶大な人気を誇っており、実際にぼくが使っているカメラでもあります。
一番の特徴は軽量で小さいボディ。ジーンズのポケットに収まるので、携帯性や機動力が求められる旅動画と相性が最高に良いです。しかも、それでいて高画質。暗闇に強いのも特徴です。
実際に、ぼくもYouTubeでよく「画質いいですね。どんなカメラを使っていますか?」と聞かれるので、ドヤ顔で「G7Xです」って返してますね笑。
デメリットとして「4K撮影ができない」、「電池の持ちが悪い」というのがありますが、携帯性と画質が最強すぎるので個人的にはこのカメラを手放すことは今後もないでしょう。
以下はG7Xで撮った動画です。参考にしてみてください。
旅系YouTuber全員におすすめできる、最強の旅カメラです。
旅動画に臨場感を与える『ドローン』
映像にこだわるならドローンも面白いですよ。
臨場感ある映像が撮影でき、うまく動画に組み込めば視聴者をグッと引きつけることができるでしょう。
日本だと規制が多くて撮影するのが困難ですが、海外だと自由なところが多いので活躍しそうです。
いまの時代5,000円くらいから買えるので、驚くほど購入しやすいですよ。
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YouTube旅系動画で稼ぐ方法は結局「独自性」が一番重要
以上、YouTubeの旅動画で稼ぐ方法についてご紹介しました。
色々かきましたが、結局一番たいせつなのは「独自性のある動画を撮影すること」だな、と思います。陳腐なコンテンツを撮影してもファンと視聴数は増えにくいので、結局はそこだな、と。
なので、登録者を増やしたいなら闇雲に投稿をするのではなくて、まずは市場調査。そのあとに競合分析。そして最後に、「どうやったら独自性を加えれるか?」を考えると良いと思います。
もし悩んだらツイッターでリプ飛ばしてください。できるだけ協力させていただきますね。
ではでは、ジブリおじさんでした!